児童文学 | 天の瞳

原題:天の瞳
著者:灰谷健次郎
発行:1996年
主人公、小瀬倫太郎を通して、生きることの意味と学ぶことのすばらしさを問う。保育園や家庭での倫太郎の姿、学校での出会いで学ぶこと、問題に立ち向う姿など、灰谷文学の集大成とも言える感動の大河小説。

<感想>
幼年編1・2、少年編1・2、成長編1・2、あすなろ編1・2、最終話の全9冊で構成される長編作品(未完)。
全9冊、なんとか最後まで読みましたが、うーん、残念ながら自分には合いませんでした。
人とは、教育とは、“こうあるべきだ”、“こうでなければいけない”、というような価値観をぐいぐい押し付けられ、相容れない価値観は認めず断固否定。
読んでいてとても不快で、途中何度もくじけそうになりました。
この作品が大好きな方には本当に申し訳ないのですが、自分は、子供には読ませたくない作品だと思ってしまいました。