原題:The Carnivorous Carnival
著者:レモニー・スニケット(ダニエル・ハンドラー)
発行:2002年
オラフが立ち寄ったカーニバルで、マダム・ルルなる占い師が語った衝撃の予言!そして彼女が口にしたVFDのアジトとは。
<感想>
全13巻の「世にも不幸なできごと」シリーズの第9巻。
なんとも物騒な響きのタイトルですが、内容の方もいやなかなか。
もちろん児童向けの作品ですし、ソフトに描かれてはいますが、フリークの見世物小屋や人食いライオンのショーなど、いつにも増してちょっと胃もたれしそうなネタが多かったような。
ただ、ハラハラドキドキの展開もなかなかのもので、中盤あたりからはそれこそ息をつく暇もないほどでした。
ラストは本当にやりきれない結末。
マダム・ルルには”正しいおこない”をしてほしかった。
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