原題:Vingt mille lieues sous les mers
著者:ジュール・ヴェルヌ
発行:1870年
世界の海上に続発する奇怪な海難事故。長く、紡錘形で、ときに燐光を発し、クジラよりはるかに大きく、異常な速力をもった“なぞの怪物”が目撃されてい た。調査に向かったパリ科学博物館のアロナックス教授たちは、ついに日本近海で、この怪物に遭遇する―。自由と海を愛するネモ船長と、超潜水艦ノーチラス 号に導かれ、海底に展開する大冒険。いまよみがえるヴェルヌ不滅の名作。
<感想>
小学生の時に読んだ記憶がありますが、内容はほとんど憶えていなかったので再読してみました。
冒頭から、世間を騒がす謎の怪物の正体を巡ってワクワク。
まぁその正体は意外にすぐに判明するのですが、そこからの世界の海を巡る旅が、何ともスケールが大きくて、ロマンに溢れていて、とにかく次から次へと面白い。
なかなかの分量があり、海の生物の羅列がただひたすら続く箇所など、ページをめくる手が止まりそうになる部分も多少ありましたが、割とのめり込んで最後まで楽しく読めました。
これが、今から140年も前に書かれた作品だなんて、とても信じられないです。
児童文学 | 海底二万里
