児童文学 | 雲じゃらしの時間

原題:Cloud busting
著者:マロリー・ブラックマン
発行:2010年
「詩を書いてみよう。まず頭に思いうかんだことを書いてごらん」マッキー先生にそういわれて思いついたのは、デービーのこと。これまでだれにも話したことのなかったぼくとデービー、ふたりだけの秘密。つらいことだけど、書いてみる。「詩」を通して自分を見つめ直す少年の姿を描いた意欲作。

<感想>
いじめの問題がテーマの作品。
詩を読むようななめらかな読み心地で、不思議な読後感の残る作品でした。
内容だけを見ると、テーマがテーマだけにちょっと重い気はしますが、そんな重さを吹き飛ばすほどのパワーで、感性に訴えかけてくるものがあるので、これは是非ともオススメしたい。
さらっと読める内容なので、小学生にもすんなり読めるんじゃないでしょうか。